「どっちでもいい」が口癖の人には、いくつかの心理状態が考えられます。
1. 相手の意見を尊重したい
自分の意見よりも相手の希望を優先したいという気持ちです。相手との協調性を重視し、円滑な関係を築きたいという考えが根底にあります。
2. 意思決定コストを減らしたい
選択肢を絞り込むことに負担を感じ、決断を先延ばしにしたいという心理です。特に、多くの選択肢がある場合や、それぞれのメリット・デメリットが複雑な場合に顕著になります。
3. 特に興味がない
選択肢に対する関心が低く、どちらを選んでも大きな差を感じない場合に起こります。無気力や無関心の表れと捉えることもできます。
4. 会話を早く切り上げたい
決断に時間がかかったり、意見の相違が生じたりすることを避け、会話をスムーズに進めたいという心理です。特に、議論が苦手な人や、時間がない場合に起こりやすいです。
5. 実はどっちでもよくない
本当はどちらか一方を希望しているのですが、本音を言いづらい状況で「どっちでもいい」と発言する場合です。遠慮や妥協、自己主張の弱さなどが原因として考えられます。
6. 自信がない
自分の意見が正しいかどうか自信がなく、相手に判断を委ねたいという心理です。自己肯定感が低く、周囲からの評価を気にしている場合に起こりやすいです。
7. 責任を回避したい
決断の結果が悪かった場合の責任を負いたくないという心理です。消極的な態度で、リスクを避けようとする傾向があります。
8. 優柔不断
もともと決断力に弱く、どちらを選ぶべきか迷ってしまう性格です。慎重すぎるあまり、結論を出すことができない場合があります。
9. ストレス
仕事や人間関係など、何かしらのストレスを抱えている場合、「どっちでもいい」という発言が増えることがあります。精神的な余裕がなく、判断力が鈍っている状態です。
10. 精神疾患
うつ病や不安症などの精神疾患の影響で、無気力や無関心になり、「どっちでもいい」と発言する場合があります。
このように、「どっちでもいい」という口癖には、さまざまな心理状態が隠されています。発言の背景にある真意を理解するためには、状況や文脈、その人の性格などを考慮する必要があります。
注意点
「どっちでもいい」という発言が常にネガティブな意味を持つわけではありません。相手を尊重したり、円滑なコミュニケーションを図ろうとしたりする場合にも使われます。
しかし、頻繁にこの発言を使う人は、意思決定力や自信の弱さ、ストレスなどの問題を抱えている可能性があります。周囲の人はそのような状況に気づき、必要であればサポートを提供することが大切です。
参考資料
- 「どっちでもいい」と言う人の心理を解説!どっちでもいいがNGな理由とは - ハッピーメール: https://happymail.co.jp/happylife/characteristic/either-is-ok/
- 「どっちでもいい」って何!? この言葉がカップルに亀裂をもたらす理由 - マイナビウーマン: https://woman.mynavi.jp/article/180905-6/
- 「どっちでもいい」は,どうして腹立たしく罪深い言葉なのか|【週刊】格安simo - note: https://note.com/kakuyasu_simo/n/ne5fc5711bdea
- 「どっちでもいい」が口癖の自分で決められない子どもが自信を持って決められるファーストステップ! - パステル総研: https://desc-lab.com/pasteljump/11234/